2014年12月20日土曜日

病院にもWi-Fiが必須に!


最近は、無料Wi-Fiが使えるホテル、駅、空港、店舗などが増えた。今後は、病院の病室でもWi-Fiの設備が必須になりそうだ。最近の経験からそう思うようになったいきさつを記そう。

病院でスマートフォンが大活躍!

先月、救急車で搬送されて8日間病院に入院した。家を出る時、女房が着替えなどとともに、電話連絡用にスマートフォンを持たせてくれた。ところが、実際は 電話にはまったく使わず、もっぱらインターネット端末として使うことになった。いつも使っているAndroidのスマートフォンだ。

「今度来るときはXXを持ってきて」等、女房との連絡にはもっぱら簡便なGmailを使った。

小生は専用のドメインを持っていて、いくつかのメールアドレスを使い、スマートフォンではそれを「K9 Mail」というメール・クライアントで処理できるようにしてある。知人からの訃音通知や会合の連絡には、これを使って即刻対応できた。

新聞がなくても、スマートフォンで新聞記事は大体読めた。

病院は夜9時には消灯になるが、毎日12時過ぎまで起きている小生はとても寝付けない。そのためもっぱらスマートフォンで音楽を聴いていた。

CDとiTunes Storeで購入した曲をすべてパソコンのiTunesのファイルに入れてあり、それを女房のiPodにコピーすると同時に、「iSyncr」 というソフトでスマートフォンにも入れてある。クラシックからポピュラーまで何でもある。そのプレイリストから聴きたいものを選べばよい。

YouTubeで落語も聴いた。音声だけでも落語は聴けるが、小さんの話などは、表情や蕎麦をすする動作が見られないと味わいが半減する。

もちろん、読書やゲームもできるのだが、今回の入院中は目をやられていて、長時間スマートフォンの画面を注視するのには耐えられなかったので、これにはほとんど使わなかった。

看護師の一人が、小生が絵を描いているを知ると、見たいというので、スマートフォンで見せてあげた。展覧会に出展した絵や最近の写真はすべてスマートフォンに入れてあり、いつでも人に見せられるようにしてある。

これほど毎日スマートフォンを使ったことは今までにない。もしこれがなかったら、女房との連絡がどんなに不便だっただろう。また、時間をつぶすのにどれだけ苦労しただろうか?

ただ、入院時に女房が持たせてくれたのはスマートフォンの本体だけで、すぐ電池がなくなってしまった。、娘婿が出勤途中に立ち寄って、充電器とイヤフォンを届けてくれたので助かった。

8日間で320万パケット!

スマートフォンがいかに便利かということを実感したが、問題は通信料金だ。

小生が使っているNTTドコモの3Gの回線には、月5,200円(税別)の定額契約と、月約7万パケットまでは従量制だが、それを超えても月5,700円(税別)を上限とする、従量/定額併用の契約ができる。

毎月大量に3Gでインターネットを使う人には、もちろん完全定額制の方が得だ。しかし、小生は、インターネットを使うのがほとんどWi-Fi設備がある自 宅、ホテル、駅等なので、通常は3Gでのインターネット接続をオフにしてある。そのため、3Gでの通信料は多くても月3万パケット程度で、1か月間ゼロの 月も時々ある。こういう人には、従量/定額併用制の方が得だ。

病室ではWi-Fiが使えないため3Gを使わざるを得なかった。そのため、最初のうちは通信量を抑えていたが、それでも4日目には10万パケットを超え、 上限の5,700円に達してしまった。その後はいくら使おうと料金に関係ないので、3Gでのインターネット接続を常時オンにして、安心して落語を聴いたり していた。

その結果、入院していた8日間で約320万パケットになってしまった。これが7万パケットの通信料と同じ料金で利用できたと考えれば安いかもしれないが、ホテルの部屋などのようにWi-Fiが利用できればタダで済むところなので、何とかならないものかと思う。

病院のWi-Fiは?

実は、入院していた病院にもかなり前からWi-Fiの設備がある。

7年前に入院した時は、まだスマートフォンが現れる前で、ノートパソコンをWi-Fiに接続できないか、病院中を歩き回って捜してみた。すると、ある通路でWi-Fiが使えることが分かり、毎日そこへ行ってインターネットにつないでいた。

ところが最近は、Wi-Fiに鍵がかかってしまい、病室に電波が来ていても接続できない。看護師に聞くと、業務用の端末でしか接続できず、医師や看護師 も、私用の端末を接続することはできないようだ。セキュリティ上は結構なことだが、入院患者には不便になってしまった。もっとも、小生のように病院の Wi-Fiに無理やりつなぎこんで使うのは不良患者だったのだろうが。

病院にもWi-Fiが必須に!

最近、日本でも海外でも、ホテルを利用するときは何はさておきWi-Fiを利用できるところを選ぶようにしている。ヨーロッパでも日本でも無料Wi-Fiを利用できるホテルがどんどん増えているようだ。

電話やテレビなどと同じように、Wi-Fiがホテルの客室の標準的な設備の一つになりつつある。

病院の病室でもWi-Fiが使えるようになる日が遠からず来るだろう。
 

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