2011年11月30日水曜日

「続・ポスト「京」の課題・・・ホモジニアスかヘテロジニアスか?」のご紹介


 
オーム社の「OHM201111月号に掲載された上記記事を小生が運営するウェブサイトに再録しました。
[概要] 前号に続いて、今後のスーパーコンピュータの大きな課題である、単一のプロセッサを使用するホモジニアス方式、2種のプロセッサを併用するヘテロジニアス方式、いずれを選択すべきかという問題を取り上げる。そして、その選択には消費電力と開発費をいかにして抑えるかという問題がからむ。―――>全文を読む

2011年11月22日火曜日

「電子書籍の一つの姿」のご紹介




(株)エム・システム技研の「MS TODAY201110月号に掲載された上記記事を小生が運営するウェブサイトに再録しました。
[概要] 電子書籍の普及で、英語圏諸国ではギリシャの古典以来の著作権が切れた本がタダで読める。電子書籍用端末がなくても、パソコンやスマートフォンで読むことができる。著作権がある本は有料で、著作権の管理の仕組みが複数あるが、標準化の動きもある。 ―――全文を読む

2011年11月4日金曜日

Galaxyを使ってみて(8)・・・危険がいっぱい


ワンタッチでファイル喪失!

前号「Galaxyを使ってみて(7)・・・スマートフォンにパソコンは不可欠?」に、スマートフォンは操作ミスによるデータ喪失の恐れが大きいと記した。ではどれぐらい危険があるのか、Galaxyについて見てみよう。

「マイファイル」というアプリケーションがあって、メモリのユーザー領域の全ファイルを見ることができる。ただ見るだけでなく、フォルダーやファイルを指定して削除できる。全フォルダーを選択して削除すれば、ワンタッチですべてのファイルが消えてなくなる。指がすべってからしまったと思ってももう遅い。

USB接続のパソコンからも

GalaxyとパソコンをUSBケーブルで接続すると、パソコンの画面にGalaxyのユーザーメモリが外部メモリとして表示される。すべてのフォルダーとファイルを見ることができ、自由にフォルダーやファイルを指定して削除することができる。

と言うことは、他の装置の誤動作や操作ミスでGalaxyのデータがなくなる可能性があるということだ。

Wi-Fi接続のパソコンからも

サムスンが提供している「Kies Air」というソフトを使うと、Wi-Fiで同じ親機に接続しているパソコンのブラウザで、Galaxyのユーザーメモリを見ることができる。上記のUSB接続と違い、ケーブル接続の作業が不要なので便利だ。そして、これも見るだけでなく、ファイルを自由に指定して削除できる。

このソフトには、ファイルの削除/ダウンロード/アップロードの機能だけでなく、電話帳のファイルの中身の編集などの機能もある。

従って、他の装置の誤動作や操作ミスでGalaxyのデータが不本意にいじくられる恐れがあることは上記のUSB接続と同じだ。

最低限の保護・回復機能が必要

昔はパソコンも無防備だったが、最近のパソコンにはわずらわしいほど誤操作に対してガードがかかっている。スマートフォンも、パソコンに近い使われ方をしていることを考えると、最低限の保護機能が必要だと思う。

一つは、操作権限の管理である。スマートフォンの持ち主と他の人では、できること、できないことに差があってしかるべきだ。そして、ファイルの種類による違いも設けるべきだ。インストールしてあるソフトを単なるユーザーのデータと同様に簡単に消せるのは危ない。また、他の装置からのファイルの操作は、フォルダーやファイルごとに、閲覧だけ許可するか、書き換え/削除も含めて許可するか、スマートフォン側で指定できることが望ましい。

そして、人間は必ず操作ミスを犯す。その対策として、一定の期間は、元へ戻す操作ができることが望まれる。「削除」の誤操作に対しては「ゴミ箱からの回収」である。

いずれにしても、スマートフォンの操作は危険がいっぱいであることをよく認識しておく必要がある。あとで泣きを見ないためには、データのバックアップは欠かせない。