2011年9月17日土曜日

Galaxyを使ってみて(4) ・・・Facebookの「友達」が「電話帳」と「カレンダー」を占領!!


Facebookの絵の仲間に入る

スマートフォンの話に入る前に、“Facebook”に加入したいきさつにについて触れておこう。

ソーシャル・ネットワークの“Facebook”の加入者が全世界で7.5億人になったという。どういうものかと思い、小生も数年前に加入してみた。当時はまだ日本語版がなかったので英語版である。

小生は趣味で水彩画を描いているので、絵のグループを見つけ、気に入った絵を描いている人に「友達」になりたいと申し込んだら、だいたい友達になれた。その後は、友達の友達の中から、芋づる式に友達を増やして行き、先方からの申し込みもあって、現在Facebook上の友達は66人になっている。

こういうわけなので、小生の友達は、ハワイ在住の親戚の女性一人を除いて、全員画家や絵が趣味の人だ。英語版なので、友達にはアメリカ人が多いが、ブラジル人、セルビア人、トルコ人などもいる。

Facebookは、実名、勤務先、出身校、生年月日などを公開するのが原則だ。もちろん公開したくなければ、しなくても構わない。特に女性には、誕生日は公開しても、生まれた年は非公開の人が多い。そして、友達の間では誕生祝いのメールを送り合っている。

Facebookの事務局は「今週はあなたの友達の誰々の誕生日があります」とご親切に連絡してくれる。こうして友達関係を深めてもらい、Facebookの利用頻度を上げてもらいたいと思っているのだろう。小生は誕生祝いのメールを送ったことはないが、受け取ったことは何回もあり、受け取ったときはお礼を返信している。

ある時、「今日の誕生日は楽しかったでしょうね!」と言ってきた人がいたので、「誕生日を楽しむには歳を取りすぎました」と返事したら、「楽しむのに歳を取りすぎるということはありません」と言われてしまった。死ぬまで人生を楽しむ点については、アメリカ人のほうが上手のようだ。それにしてもアメリカ人は誕生日が好きだ。

「友達」全員が「電話帳」に!

Galaxyには「電話帳」というソフトが組み込まれていて、よく電話をかける相手を登録しておくことができる。小生は、従来使っていた携帯電話の電話帳からデータをこれにインポートして、引き続いて同じように電話帳が使えるようにした。どういうわけか、フリガナが正しくインポートできず、入力し直す必要があったが、他の点は特に問題がなかった。

ところがある日、この電話帳を開いてビックリ仰天した。何と、Facebookの友達が全員登録されているのだ。そしてさらに驚いたことに、「カレンダー」というソフトのスケジュールの記入欄に、その日が誕生日に当たるFacebookの友達の名前が、先々の月まで全部記入してあるのだ。

Facebookのソフトの設定の際、「友達のデータを連絡先と同期」を選択するとこうなってしまうらしい。ここの「連絡先」とは「電話帳」のことだ。小生の場合は、Facebookの友達との連絡は、必要ならFacebookの中で行えば十分なので、まったく不要な機能である。

上記の設定を「同期しない」に設定したが、これだけでは電話帳に登録されてしまった友達は消去できず、一人一人手作業で消すしかなかった。実に馬鹿げた作業をさせられてしまった。電話帳から消去すると、カレンダーからも自動的に消去されたのが、せめてものなぐさめだった。

「自動同期」にご注意!

最近はパソコンでも、頼みもしないことをいろいろ自動的にやってくれる。スマートフォンではさらに自動化を進め、ユーザーとのやり取りをより単純化する必要があることは分かる。パソコンに比べて操作性に制約があり、利用者層がより拡大するからだ。

しかし、これらの中には、上記の「自動同期」のように、まったく利用者の意に反するものもある。ソフト会社や通信事業者の中には、ユーザーを自社の世界に引きずり込んで、二度と出られなくしてやろうと考えているところもあるかもしれない。企業側の立場に立てば、これはある意味で当然なことだ。こういう蟻地獄の餌食にならないためには、ユーザーが気をつけるしかない。

こういう「おせっかい」の恩恵にあずかっている人もいるのだろう。しかし、小生にとっては「余計なおせっかいは止めてくれ!」だ。

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