2012年8月19日日曜日

Galaxyを使ってみて(11)・・・暗中模索の事故対策



先日、突然「電話帳」の同期化ができなくなった。

Androidの「電話帳」(電話番号やメールアドレスのファイル)は、グーグルのサーバーに格納されている「Contacts」のコピーである。小生の使い方では、「Galaxyを使ってみて(9)・・・アドレス帳の1本化にチャレンジ」に記したように、大本のファイルはメール・クライアントのThunderbirdLDIFファイルだ。これをグーグルのサーバーのContactsにインポートしてある。LDIFファイルを更新したときは、旧Contactsをすべて削除して、新しいLDIFからインポートし、スマートフォンの電話帳をそれと同期化する。

いつもこうして使っていたが、先日突然この同期化ができなくなった。「現在一時的に同期化が使用できません。時間をおいて再試行して下さい」というようなメッセージが表示された。記憶によるため、文言は多少違ったかもしれない。ところが、何回同期化を繰り返しても現象は変わらない。

いろいろ調べているうちに、電話帳の中に、「グーグルのContactsの削除が多すぎます。このまま削除しますか?」というようなメッセージが残っていることが分かった。ファイルの更新時に旧Contactsをいったん全部削除したので、それがグーグルの気に入らなかったらしい。「削除する」と答えると、同期化が可能になった。

グーグルはなぜこんなことをするのだろうか? グーグルはサーバーのContactsをすべて削除するような使い方を想定してないのだろう。そのため、ユーザーが間違って削除を指定したのではないか、念のためユーザーに確認しているのだろう。パソコンなどで誤ってContactsの全削除を実行しても、スマートフォンで復元できるようになっているようだ。

誤操作が疑われるとき、ユーザーに再確認を要求するのは結構なことだ。しかし、何の詳細情報もなく、「一時的に同期化が使えません」だけでは何が問題なのか分からず、無駄に同期化を繰り返すことになる。

これに限らず、スマートフォンでは、事故が起きたとき詳細情報がまったくなく、手探りでいろいろやってみるしかないことが多い。Windowsなどに比べると、インターネットのフォーラムにも適切な情報が少ないようだ。事故対策はまさに暗中模索である。

スマートフォンのユーザーに詳細情報を知らせても、それを使いこなせる人は限られるため、このようにしているのだろう。しかし、何とかしてくれないと、暗闇でぶん殴られて途方にくれることが、今後もしばしば起きそうだ。

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